2夜連続

前回の日記で紹介した映画「砂の器」が、昨日と今夜の2夜連続で
テレビドラマ化されていました。
CMでやっていたのをたまたま見ていたので、近々あるのかな?と
思っていましたが、昨夜の放映を見る事ができました。

映画版が強烈なので、今回はどうだろう、、と思いながら見てましたが、
おちゃらけた所もなく、わりあいスムースに見る事ができました。
映画では、犯人役の加藤剛とベテラン刑事の丹波哲郎は主役でしたが、
ドラマでは、若い刑事の玉置宏が主人公です。

映画にはないキャラ(女性新聞記者)の言動が若干気になるのと、、
今西刑事にからむ同僚のベテラン刑事役のアクの強さが気になります。
そして犯人の友人という評論家キャラがどういう展開をみせるのか、、

ところで昭和30年代の刑事って、
あういう高飛車で偉そうな捜査をしていたんでしょうか。
当時はそんなもんかもしれませんね。
若い刑事の信州の食堂での態度も悪かったですね。

現在の風景の中で、戦前や昭和30年代の雰囲気を残す場所を探すのは
大変だったでしょう。
セットづくりも相当のエネルギーが必要でしょうね。

もともとの「紙吹雪の女」の設定も無理がありましたので、
これは仕方ないとしても、、、
ベテラン刑事役の戦争体験からくるある種の達観した姿勢、
若い刑事の空襲体験からくる罪の意識、などといった設定は
私には、ドラマに重さと説得力を与えることができたように思えます。

ハンセン氏病の表現などをどうするのか、
今夜の2夜目の展開が楽しみです。
by sketchfarm | 2011-09-11 14:17 | ひとりごと | Comments(0)
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