前回4月2日は新しい教室にて「自動車を描こう」と題して、
スケッチトレーニングを行いました。
自動車という立体物も、実は立方体という量感のある空間の中に収まっていて、
それを削りだすようなイメージで描いていけば、どのような方向の自動車も捉えることが
できる、、、、そんな実習でした。
また、タイヤ4本がすべて水平の地面に接している。という表現はとても難しかったですね。
「タイヤ」という円筒形が横になって自立して、さらに遠近法で歪んでみえる。という
表現は、実はかなり難易度が高い表現といえると思います。
下の図は、立っている円筒をやや上から見た場合の描きかたです。
どこから見ても正面なので、1点透視になります。
ポイントは、
1.上蓋面も、底面も、奥の半円形より手前の半円形より面積が多くなっていること。
2.底面のほうが上蓋面より大きく(正円形に近く)見える。
という点です。
次は、円筒形が斜めに横になっているところです。
これは3点透視になります。
これも手前に見える円と向こうの円とでは、形や大きさ、歪み方が違ってきます。
直方体を正しく描ければ描けると思います。
でもかなり難しいので、日頃、コップや茶筒、ビール瓶など描く練習を重ねていけば
コツがつかめてくると思います。
自分で描いたものをセルフチェックできるようになれば、こっちのものです。
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さて、あっというまに次回の教室が近づいてきました。
早いな〜。
前回が、堅い練習で不評?だったようなので(笑)
次回(4月16日)は、自由に遊んでみましょう。
色遊びです。
これも、遊ぶながら、これまでの自分のクセや限界を超え、打ち破るきっかけになると
思います。
線画が7〜8割、色付けは2〜3割。というものの、着彩はやはりスケッチの魅力の上では
やはり重要ですね。
ポイントは、、、
1.美しい色を使う
2.乾いてから重ね塗りを行う。
3.たくさんの色を使って、偶然の重なりの美しさを発見する。
に気をつけてください。
新しい色使いを発見できるかも!
画像は坂元ミツエさんの数年前の色遊びです。美しいですね〜
教室ではこれらより、もっと「色の重なり」を意識して遊んでみましょう!
絵の具セットをご用意ください。