吉野公園からみた桜島。
スケッチ会の会場として本当に久しぶりに吉野公園へ行きました。 実は吉野公園はスケッチ対象としてはちょっと苦手意識がありました。 広大で、とても気持ち良い空間なのですが、取り付く島がないというか、 捉え所がないというか、、、 なので、この公園の中でスケッチするなら、自分でポイントを選んで ミクロに切り取らなくてはならない、という感じです。 のんびりとさせていただきました。 #
by sketchfarm
| 2024-03-19 08:36
| 鹿児島スケッチ
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<第67回かごしまスケッチ会定例会 吉野公園 開催予定のお知らせ>
来る3月16日(土)に第67回かごしまスケッチ会定例会を実施します。 ぜひご参集ください。 集合日時:3月16日(土) 10:00 集合場所:吉野公園 正門入り口 花時計周辺
行程:10:00〜12:00 スケッチタイム 12:00〜13:00 昼食 13:00〜15:00 スケッチタイム 15:00〜 講評会〜解散 昼食 お弁当を用意します。1200円実費 ※不要な方はご一報ください。 敷物、飲み物、おやつなどはご持参ください。 画材など:スケッチブック、水彩セット、鉛筆、ぺんなど 悪天候が予想される場合は延期します。(前日にここでもお知らせします) 天気がいいと良いですね〜 ご参加お待ちしております! <追記> 明日、15日はお天気良さそうですね。 予定通り実施いたします。 #
by sketchfarm
| 2024-03-04 14:39
| スケッチの会
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また最近、自宅近隣のブルースケッチを再開しています。
2019年のブルーシリーズの際にも感じていたことですが、 このありふれた風景がいかに私の心に訴えかけるものがあることに 改めて気付かされました。 手前の田んぼから山裾まで広がる光景。 山裾には住居や農業施設などや水路など生活に必要な構造があり、 その背後の山には、人為的に植えられた孟宗竹や杉、ヒノキ、栗などが立ち上がり、 またその背後には常緑の広葉樹林の自然林が連なっていく。 これは日本全国どこにでもみられる里山の光景だ。 そこには日本人が連綿と続けてきた農村の暮らし方の基本的構造が形成され、 慎ましく勤勉に生きてきた我々の生活の営みに愛おしさを感じることが、 美しく見える要因だろうか? 尊敬する村山久光先生は、そういう光景を油彩により彩りと光で表現されてきた。 明るい光が、里山の光景を照らし、水辺が美しく輝く。 そういう絵画を目指されている。 私にはそのような才能はなく、視点がちょっと違っている。 そのありふれた光景が持つ、完璧なまでの構成、バランスの力関係を留めたいという狙い。 どこをどう切り取っても、誰かがデザインしたんじゃないの?というくらい美しいのだ。 その天の采配とも思えるバランスをとどめたい。 そしてその感動の鮮度があるうちに、一気に留めるため色彩は割愛する。 現場で色を調整するイトマがないのである。能力もないのであるが。 (そこはこれからの課題なのかもしれない) この感覚を文字で表現することはなかなか難しい。 それは絵画の一つのテーマということだけではなく、 大阪から鹿児島に来たこと、農業をしたこと、今ここで生活していること、、 全てが有機的に繋がり、関わっていることだからです。 #
by sketchfarm
| 2024-03-01 21:29
| Ordinary blue
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30代のはじめの頃まだ大阪にいて、その時もあれやこれや悩んでいて、
自分を認められずにいた。 なんの病気か忘れたが、職場があった緑地公園駅近くの千里山病院の院長さんに 診察終わりの雑談の流れでつい悩み相談になり、 「先生、私は関心のあること、目指したい方向が多すぎて、自分を統合できずにいて苦しんでいます。」などと 打ち明けた。すると先生が、 「それでいいんです。今は関心のあること全てに取り組んでください。今はバラバラでも 60近くなると、全て意味のあるものになり一つにまとまります。」 とおっしゃったことを鮮明に覚えている。 昨日、今日、久しぶりに屋外スケッチをしているときに、おぼろげだが、そのことが腑に落ちたような 気がした。 なんで俺はここにいて、今こんな絵を描いているのか。 ようやく見えてきた、わかってきたように思える。 これまでいろんなことをして、いろんな仕事をし、さまざまな所に住んできた。 その意味と結果が見えてきた。 我が子をスポーツ選手にしたかった父の望みに応えられず、父親から嫌われ、 ちょっとでも認めてもらいたいという承認欲求から絵画の世界に進んだこと。 体力も知力もない自分が厳しい世の中を生きていく武器としてこれまで絵を活用してきたこと。 弱く優しい性格で、人と争ったり、競争が大嫌いだったこと。 祖父や親が故郷を捨て、都会に移り住み、ルーツがない、根無草だったこと。 親の都合で都会に生まれ、物心がついたときには、当たり前のように都会で暮らしており、 仕事の先輩の影響で、海や山で遊ぶようになって初めて、いかに自分が街に寄生し、 エネルギーを浪費し、環境を破壊し、デザインという業界では大企業が儲かる片棒を担いていたことに ようやく気付く。 要するに、弱く小さい自分が、いかに戦わず、競争せず、できるだけ環境に負荷をかけず、 かつこれまで自分の学んだ武器を活かししながら、自分らしく、やりたいこと、楽しいことをして 生きていけるか、そのことを求め続けてきた結果が今の自分の生き方、求める方向だったこと。 それを美しい風景のスケッチをしながら、ようやく気づけた。 これまでも分かっていたように思っていたのだが、心から理解できたように思えた。 間違ってなかった。これでいいのだ、という実感。 今、自分が描きたい絵とは、こういうことだったのかも、という気づき。 対象の風景との一体感。 このありふれたなんでもない風景に、なぜこれほどまでに感動し美しいと思えるのか。 コロナ前の2019年、OrdinaryBlueというシリーズで、自宅近隣の風景を青1色で描くということをはじめた。 今思えばコロナを予兆していたように思う。 世界を飛び回らずとも、今ここ、自分が立っているこの場所にこそ、美しいものがある。 大都市一極集中ではなく、日本の端っこのここには、距離を意識しなくてすむ、誰もいない場所が いくらでもある。コロナのときに、世間は密だ、距離だ、自宅待機だ、と騒いでいたが、 あれは大都市一極集中への警告だと、なんで気づかないのか? コロナが去って、また人々は街で大騒ぎを始める愚かさ。 今、また誰もいないこの美しい里山の街で、絵を描くこと。 これが間違ってなく、これまで生きてきた結果であること。 そういうことが今日、ストンと腑に落ちました。 勢い、情動、モメンタム、感動の鮮度。 上手い絵ではなく、美しい絵。 #
by sketchfarm
| 2024-02-15 21:11
| ひとりごと
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ほぼほぼ2年間、画業から離れていた。
それは2020年3月に姶良市でコロナが発生した途端、 経営している飲食店の売り上げが激減、危機感を感じて 動き始めたことがきっかけ。 それでもその年と2021年には、ヤケ酒を飲むしかなかった夜に そのボトルの美しさに救われ、お酒をテーマにした個展を2回 開催したが、その後は2店舗目の立ち上げに集中、半年ほどで軌道にのせたら店から引いて、元の仕事に戻る予定だったのだが、なかなかどうして簡単にはいかず、気がついたら2年以上経っていた。 問題は色々あるものの、どうにか店が安定してきたので、そろそろ絵を描かないと、、と思っていたら、今度は何を描いたらいいのか?という問題が迫ってきた。 もともとニーズがあるわけではなく、私が絵を描かなくても誰も困らないという稼業ではあるのだが、とにかく自分の意欲次第という局面に、何を描くべきかor何を描きたいか、いずれが正しい考え方なのだろうなどと悶々としていたが、日々のルーティンワークを行いつつ、まあ誰も困らないのだったら、放っておこうと投げやりな気持ちになっていた。 過日、ふと近所の風景を眺めていたら、やはりいいなあ、と感じて、素直に描きたくなった。2019年にギャラリーセージで発表したアクリルによるブルースケッチシリーズを、今度は油彩で描いてみたくなった。これは久しぶりの気持ち。 描いてみたら楽しかった。ただすぐ乾くために強制的に急いで描かないといけないアクリルと違い、慌てなくても良い油彩だと、その油っこい絵の具ゆえ、筆致がちょっとねちっこい感じになってしまいスピード感が出ないことが反省。また描きたい。 #
by sketchfarm
| 2024-01-25 10:25
| Ordinary blue
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