昨日は、姶良市公民館講座 3回目でした。
3回目のテーマは「食べ物を描こう!」という事で、
各自、弁当を持参していただいて、スケッチに挑戦していただきました。
食べ物はスケッチの対象としては、とてもいいモチーフです。
彩り、造形、器、季節感、魅力がいっぱいです。
私はこのスケッチ講座で以下の2つの事を申し上げました。
1.対象をよく見て、ゆっくり誠実に描きましょう。
そして
2.スケッチはスピードが大事。活きた線を走らせて急いで描きましょう。
帰宅して、私自身、上記2つのポイントを申し述べたことを思い出し、
説明が必要だと感じました。
文章だけ見ると、この2点はあきらかに矛盾しています。
しかし、スケッチの留意点からすると、まったく矛盾していません。
どちらも大事です。
簡単にいえば、1を心がけながら、2を目指す。
という事になります。
1ができないで、すっ飛ばして2をやっちゃうと、まったくダメなスケッチになります。
そういう意味で、食べ物のスケッチ、いいトレーニングになるんです。
第3者に、それが何の食べ物であるか?おいしそうであるか?が伝わるように
しっかり観察して、誠実に描きつつ、
温かいものは温かいうちに、
冷たいものは冷たいうちに、描いて、早く食べたい!という欲求も満たす。
結果、線が走り、瑞々しい活きた線になる、、、
食べ物スケッチはそういういい循環が生まれます。
日常の中で、どんどん描いていってくださいね。
以下、参考作品です。
講師作品です。サンプルとして描きました。
11時頃に買いに走って、急いで描いて、12時には食べました。
原口さん。独特のやさしい線の集積がいいです。
川崎さん、活き活きとした色合い、構図、デッサン力もあります。
福留さん。線が面白いですね。
すいません、作者のお名前がわかりません。
サインを画面に描いてください。男性の方だったと思います。
個性的な線表現が魅力的です。