魅力的なスケッチとは?

一口でスケッチといっても、言い方はいろいろあります。

写生、デッサン、ドローイング、クロッキー、、、

しかし、それらの共通項をあげていくとすれば何があるのでしょうか。。

いえるとするならば、


・線の表現であること。

・現場で実物を見て描くこと。

・描画の速度(スピード感)


もちろん、線による表現の延長として、陰影や明度の表現も同時に行うことも
あっていいと思いますし、場合によっては面的な表現を、着色前に行うこともありだと
思います。

しかし私個人的にスケッチの魅力を感じ好きなのは、そのスピード感です。

すばやく捉えるその一瞬を切り取ろうと努力する、その刹那感によって描かれた線は
えも言われぬ魅力と個性を発揮するように思えます。

よく線が走っている。線がいきいきとしている。などといいますが、
そういう事なのでしょう。

ただ、いかに線が走っていても、お上手に手慣れてしまった線でもいけないような気もします。
対象に対して尊敬したり、畏怖したり、自分の表現力への不安や未熟さへの怒りなどに
怯えおののき、そのたび緊張し、初恋のデートの時なようにあわてふためく、
新鮮な感動とともに描かれる線こそが、
そのときの自分のすべてをさらけだす個性がにじみ出るように思います。


やっぱり「描きたい!」と対象に一目惚れして初めて、
本当のスケッチが始まるのではないでしょうか?

単に技術だけではない。というのがそういう所にあるのだと思います。

その時だけ味わえる、一期一会の邂逅、真剣勝負を震える手を押さえつつ、
力まず騒がず、あえて楽しみとさえしてしまう表現としてのスケッチ。


そんなスケッチを心がけたいな。
アルルではそんな初恋できるかな?いまからワクワクです。

春です。
「初恋」をさがしにでかけましょう。
by sketchfarm | 2010-03-25 08:48 | ひとりごと | Comments(0)
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